協働ロボットの安全評価

協働ロボットと人体が衝突した際に発生する衝撃力や圧力の測定を行います。また、実際の作業中に衝突が発生しやすい指部に対し、大きな測定器では計測が困難である為、指しか入らない狭いスペースでも評価ができるよう、指サイズの衝撃力測定器や、裂傷評価用のダミーによる安全性の評価も行っています。

協働ロボット向け衝突安全評価サービス

人と共存して作業を行うロボットを、どうすればものづくりやサービスの現場に導入できるのか、どういった方法で安全性を確保すれば良いのか、等で悩まれていませんでしょうか?

産業用の協働ロボット/現場適用ロボットの衝撃力や圧力を、規格に合わせて測定・評価致します。 また、接触時に発生する人体側の痛みやダメージの定量的評価も、ご支援致します。

協働ロボット/現場適応ロボット向け衝突安全評価サービス
衝撃力測定(過渡的最大値と準静的最大値)

衝撃力測定:GTE社 KMG-F500

接触面の圧力分布測定

圧力測定:富士フィルム社プレスケール

主なサービス内容

  • ISO/TS15066 に基づく計測および安全性の適合評価*1(出張測定対応致します)
リスクポイントの見極め → 測定 → 対策・提案(報告書)
  • 人と接触する可能性があるロボットの安全対策やリスク評価検討サポート
安全に関する規格策定や、生体に関する測定評価方法の開発での経験や知識を活かして評価測定だけではなく、製品・機能・サービスの企画検討や、設計や開発のサポートも致します。
ロボットの安全性でお悩みの方は、ぜひ相談下さい。

*1 

平成29年2月 中央労働災害防止協会発行  機能安全活用実践マニュアル 『ロボットシステム編』 より、導入する産業用協働ロボットには、ロボットシステムの使用条件を保証しているかの検証が必要となり、ISO/TS15066附属書Aの適合評価を実施する必要があります。

裂傷評価サービス

工場や公共の場で、人と共存する協働ロボットや機器の増加に伴い、手先や指を挟み込んでも大丈夫か、安全性をどう評価すれば良いのか等について、悩まれた事はないでしょうか?

指が挟み込まれる状況下では、荷重や圧力の測定自体が難しい場合や、既存の荷重や圧力値の測定だけでは評価が困難な裂傷を発生する可能性があります。

指の挟み込み時を想定した裂傷予測を可視化する為、簡便に、人体の指の代わりとして、現場、現物での安全性の改善と検証、妥当性の評価ができる裂傷評価指ダミー*1、2を開発しました。

実際の人体の皮膚と同程度と推定される裂傷強度を有した独自材料や評価しやすい構造を開発した技術ノウハウ*3を活かし、裂傷の可能性を分析したり、評価するサービスでご支援致します。

事故イメージ
指の挟み込み (想定)
指の裂傷
(想定)
裂傷評価指ダミーと人体の指
裂傷評価指ダミー の裂傷例