シミュレーション

製品安全に関してはISO12100に定められたリスクアセスメント※手法に則った評価が要求されています。

ユーザビリティ・ソリューション部では、自動車分野などで研究・開発された人体安全を評価する技術(人体ダミー人形など)を住宅・家電分野へ導入するとともに、それらをコンピュータシミュレーション化したCAEモデルなどにより、人体に対する危害の程度を推定・評価しています。

危害の程度を推定する事は、リスクアセスメントの定量値としての利用に限らず、商品訴求における根拠としてご活用いただけます。

※リスクを危害の程度と頻度で定量化し、対策を施すことで製品の安全性を客観的に担保する手法

特徴

皮膚が裂傷を起こすか、骨折するかなど危険度の推定が可能です。

ヒューマン・シミュレーション

”CAEへの置き換えアプローチ”に変更

試験装置からの置き換え
試験装置の材料特性、機械特性を計測し、有限要素法により置き換えをします。 これにより、評価のフロントローディング対応、実験で再現困難な条件での評価、販促利用のための見える化などを実現します。

自動車業界から導入した人体ダミー人形

試験装置
CAEモデル

独自開発した荷重測定器(手指)

試験装置
CAEモデル

人体からの置き換え
製品安全は人による評価ができないことが一つの課題です。また、試験装置を利用する際には、その試験装置の適用範囲内での利用に限定されます。これらの課題を解決するために、コンピュータ上で実際の人を模擬したモデルを構築して、仮想人体実験を行います。 モデルの妥当性検証には、過去に行われた屍体実験や豚などを使用した実験データを使用します。

モデル
(大学との共同研究によりモデル開発実施)
豚皮膚実験
(皮膚の基礎データとして利用)