リーン設計事例

事例1 電源分離が必要なDDR/高速信号を4層基板で実現したい

課題 4層基板では、1つの信号層に対するリファンレンス層を作る事ができない。DDR3等の高速バスを実現するには配線層が足らず6層基板になってしまう。

事例2 モバイル機器に汎用のDDR3を小型化・省電力化して搭載したい。

課題 モバイル機器では、小型化、バッテリ長時間化、熱対策が課題である。特に DDRレイアウトが、等長配線、終端、レギュレータにより一番問題となる。

事例3 DDR3-2133の終端抵抗・レギュレータを削減したい。

課題 AV機器では、高機能・高画質化したいが、コストダウンもしたい。DDR3は、GHzを超える伝送のため、波形整合部品が外せない。

事例4 メモリモジュール基板(16GB)を安く実現したい。

課題 メモリモジュール基板は、大容量ほどコストが高く、高さや面積の制約がある。また、実装状態によっては動作が不安定になる等の問題がある。

事例5 8層基板やビルドアップ基板が推奨のDDR3を低層化したい。

課題 汎用ICでは、PKG性能に余裕を持たせるため、プリント基板上でクロス解消。

事例6 何をやっても直らないジッタを改善したい。

課題 高速I/Fにおいて、ジッタが規格を満足しない。信号系のジッタ対策だけでは解決できない。

事例7 設計検証時は合格だったが、量産品でジッタがスペックアウトした

事例8 プロービングできないBGA間の内層配線の波形を実測したい

事例8 プロービングできないBGA間の内層配線の波形を実測したい

課題 DDRはマージンが少なく、ばらつきでNGになる事があり評価は必須である。しかし、BGAでは内層引出しで、最短配線を行うためプロービングができない。

事例9 新規のASICを用いる場合でも、商品の開発期間を短くしたい。

課題 新規のASICを採用する場合、ASICとPCBのやり取り、ASICの設計待ち時間などにより、商品設計期間が長期化する。

事例10 3Gbps信号の基板間ケーブル伝送を安く実現したい。

課題 GHzを超える基板間高速伝送を行う場合、ケーブルやコネクタによる伝送品質の悪化を抑えるため、高価な同軸ケーブルが必要になる。